こんにちは、これすけです。
今回はこちらについてまとめてみたいと思います。
倹約をはじめたいのですが、どのような流れがオススメですか?
最近、倹約や節約に対する関心が高まっているように感じます。
物価上昇、なかなか上がらない賃金…。
そんな中、現状を変える手段としての倹約は実践した身としてもとても合理的だと思います。
私も実践してみて、多くのメリットを享受していると感じています。
そこで、今回は倹約をはじめる心構えとそのステップについてまとめてみたいと思います。
そのまえに念のため、「倹約」と「節約」について確認しておきましょう。
倹約と節約の違い
倹約
費用を切り詰めて無駄遣いしないこと。
節約
むだを省いて、切り詰めること。
広辞苑
どこに目的を置くかの違いで、イメージはこのような感じでしょうか。(結構同じ意味合いで使うことが多いですが…。)
倹約はそもそもの不要な食費を抑え、食費の最適化を図ります。
一方、節約は、食費自体もやや無理して抑えていくイメージです。
節約というワードがどちらかというと主流に感じますが、節約は自分にとって大切なこともきりつめてしまう感じがします。
我々が目指したいのは、どちらかというと自分にとって大切なことは残し、自分にとって無駄なものは積極的に切り詰め、大切なことだけを残し、囲まれる生活です。
このように考えていくと、節約よりも倹約というスタンスが目指すものになります。
倹約家までのステップ
ここから倹約家になるためのステップをまとめてみたいと思います。
STEP1:目的を明確にする(目的編)
倹約は目的ではなく手段です。
倹約家になって、何を成し遂げたいのか?が、とても大切です。
何のために倹約家になるのかを決める(ざっくりイメージでも良いです。)
私の場合は、下記の生活を手に入れたいからです。
倹約家になることで成し遂げたいこと
- 自分の人生をより充実したものにしたかった。
- 自分でコントロールできる範囲を増やすために、できるだけ早く(セミ)リタイア可能な状態を作りたかった。
倹約は実に地味な営みであり、自分と見つめあう機会です。
だからこそ目的を明確にすることが、楽しく、継続するためにも必要なスタートです。
STEP2:生活で真に大切なモノは何か?を把握する(断捨離編)
自分が目指すべき生活のイメージが膨らんできたら、その実現に向けて大切なことを整理していきます。
自分の部屋を見渡して、本当に必要なものに囲まれている自信はありますか?
この問いに「はい」と答えられるようにできていれば、心地よい生活を送れているはずです。
自身が持てない場合は、「断捨離」を実践してみてください。
断捨離することではじめて、自分にとって大切なモノが見えてくる
これは、やってみた人しか分かりません。
また、倹約を効率的に進めるには、断捨離が不可欠だと思っています。
倹約は、「無駄遣いをしない」こと。断捨離を行わずして実践しても、無駄を把握できておらず効果が薄い。
断捨離は本当に葛藤します(笑)
これ、使うときあるよなぁ…。
思い出の品だから捨てるのはなんだかなぁ…。
色々な想いがモノと結びついて、手が止まります。
ただ、私たちが目指したいのは、より充実した生活です。
断捨離することで、かえって充実するという逆説的な要素があるわけですが、一度スタートを切ってしまえば、「かえって充実する」部分は必ず感じることができます。
始めるための、ちょっとした勇気も必要です!
断捨離の実践
断捨離のステップと心がけると良いことをまとめてみました。
断捨離のステップ
- 現在の部屋の写真を撮影しておく(私はこれを失念し後悔しています…)
- 衣類→小物→家具家電の順がオススメ
- 判断基準は1年間で使ったかどうか(ここはドライに)
- 思い出の品などは写真を撮っておく
- 捨てる時には、「ありがとう」と心でつぶやく(意外と大事)
- 決して振り返ってはいけない(一度決めたら徹底しましょう)
1. 現在の部屋の写真を撮影しておく
断捨離の最初の儀式みたいなものです。
断捨離後にこれだけ自分を見つめなおしたんだと実感できることが大切です。
もとの不要なものに囲まれた生活には戻らない!と定期的に自分を鼓舞するためにも是非記念撮影を。
私はこれを部分的にしか行っておらず、大変後悔しております…。
2. 衣類→小物→家具家電の順がオススメ
順番は色々と議論があるところかと思いますが、私は衣類→小物→家具家電の順が良いかなと思っています。
まず衣類から攻める。
クローゼットで隠れていることと、衣類こそ流行などもあり、1年以上使わないものが眠っていることが多いからです。
そして、小物よりもやや大きいため、断捨離の実感が得られやすく、次への流れができやすいと感じました。
次に小物。
小物は、部屋の見えるところに置いてある物より、クローゼットや押し入れなど目につかない所にあるものから始めると良いかと思います。
小物で普段使わないものは、なくなっても生活に支障が出ることはあまりないはずです。
また、チップスですが、
一つの機能のために存在し、代替可能なものは、できれば断捨離対象とする
どういうことかというと、例えば卵焼き用フライパンです。
料理が好きとか、卵焼きが生活を充実させている!という方は必要ですが、そうでない方は通常のフライパンで事足りるはずです。
また、代替可能かが大切で、例えば掃除機は掃除に特化したものですが、代えがきかない(ほうきやモップがありますが、やや力不足でしょうか…)と思うので断捨離対象から外すなど、吟味しながら進めると良いかと思います。
3. 判断基準は1年間で使ったかどうか
判断基準を設けないとブレていては進みません。
1年というサイクルで使われないものは、今後も使う機会はほぼないと思っていますので1年としています。
ここはドライにいきましょう。
4. 思い出の品などは写真を撮っておく
これは実践してみて良かったと思うことです。
まず、思い出を残せることと、写真に残したことで思い切って断捨離できました。
(実際、タイタニックのエンディングで老いたローズがダイヤを海にぽいっとするかの如く、えい!と言いながら断捨離したこともありました。)
5. 捨てる時には、「ありがとう」と心でつぶやく
少なくとも同じ時空を過ごしたものたちです。
感謝の気持ちは大切にしたいところです。
6. 振り返ってはいけない
一度、ステップ5まで進み、感謝の気持ちを伝えて袋に入れたものを蘇らせえてはいけません。
これは大切な、永遠の別れなのです。
STEP3:断捨離し続ける仕組みを作る(仕組編)
断捨離を進めたことで、自分の生活で大切なモノ、囲まれていたいモノが見えてきました。
継続させる工夫も行いましょう。
私がやっていることとしては、
断捨離を継続するために
<継続する>
- 月に1度、軽く点検。4月や年末など節目のタイミングで点検する
- 何かを購入するときは、リストアップし1か月くらい寝かせてみる
- 何かを購入した際(特に家具家電など大きいもの)は、何かを部屋から出せないか検討する
<楽しくする>
- 支出が減ってお金が貯まっていくことを楽しみにする
- より少ないもので楽しく生活する方法を想像する
などです。
楽しくする部分は今も模索中ですが、倹約の結果としてお金は増えてほしいですし、断捨離した結果として生活は充実しているかと思うので、より良くするために試行錯誤するプロセス自体も楽しみにしたいところです。
倹約の効用
今回は倹約の方法というよりも、倹約までの心構えや、前段で意識すること、継続するための考えなどを中心にまとめてみました。
実践してみて思うのは、倹約もミニマルライフも断捨離も全て繋がっているということ。
そして、共通しているのは、自分にとって大切なものを選び取ることです。
今回は倹約にスポットライトを当てていますが、効用についてもまとめておきます。
- 悩む時間の削減
- 本当に欲しいもの、経験にお金を使うことによる充実感を得る
- 自分で選び取っているという主体性
- 自分を見つめる機会になる
- 他人と比較してあれこほしいといった邪念が消える
などなど。
自分が感じたものをいくつかまとめましたが、大きくまとめると下記2点と感じます。
- 時間とお金の創出により、自分のやりたいことに繋がる
- 自分の軸ができ、自分の人生の主体性を取り戻せる
限られた時間で生きる我々は、何かを得るには、何かを捨てなければなりません。
そんなトレードオフが存在する世界で充実して生きていくには、倹約は非常に有効な対抗手段です。
最後に
倹約の心構えとそのステップ、そしてその効用についてまとめてみました。
再度お伝えしますが、倹約はあくまで手段です。
個々人の目的はある前提ですが、多くの人は人生の無駄を省き、より洗練された充実感のある生活を送ることに異論はないはずです。
私もあなたも、倹約という営みによってご機嫌で充実した生活を送れることを願っています。
一緒に頑張りましょう!
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